ユーザー定義変数


簡単に言えば、ユーザー定義変数は、コンテンツの中で動作する動的な情報のことです。
ユーザー定義変数を取り入れるには、2つの方法があります。

1つは、アクティビティが利用する外部情報をLRSに取り入れる方法です。
どのような使い方ができるかいくつか例を示すと

  • リアルタイムに銘柄コードを取り入れる株式市場のコース
  • 天気予報のフィードから、実際の風速を利用するフライトシミュレータ
  • 可変的な情報(スタッフの名前、休日スケジュールなど)がもたらす企業のための「オンボーディング」コース
  • フィードやデータベースからリアルタイムに統計情報を利用する、スポーツのコース

ユーザー定義変数を利用するほかの方法は、後でレポーティングで利用できる変数として、学習やアクティビティに関する情報を格納することです。上記の例から、株式市場の数字や風速など、これらの変数は、通常のステートメントには属さない任意のデータとなります。ほかの例として、学生が必要としている店舗の地域データを評価することと、それらの変数に基づいてレビューコースを提供しています。

このように、ユーザー定義変数の活用事例は数多くあります。



※ この記事は、CC BY 3.0のもと、Rustici Software 社の記事を翻訳したものです。
http://scorm.com/project-tin-can-phase-3-user-defined-variables/

NoraUsagiメモ: LRSに対応したコースウェアのコンテンツは、コンテンツ外部の情報を取り入れることができ、その情報をLRSに、ユニークな変数として保存することができるという意味だと思います。