協調学習とチームベースの学習

協調学習

Tin Can APIによる協調学習とは、複数の学習者が同じアクティビティを経験していることを意味します。学習者は、同じ場所にいる必要はありません。そして、同時にアクティビティを体験する必要もありません(そうすることもできますが)。学習者は、協調学習で何ができるのでしょうか?

  • 互いに質問をする。
  • 互いにコメントを残したり、コンテンツ/アクティビティの制作者にコメントを残す。
  • ほかの学習者の回答にコメントする。
  • 投票や評価そして採決のような新しい機能を実装できます。
  • 個人がどのくらいグループに貢献したか評価できます。

これらすべてのインタラクションは、LRSに送信されるステートメントとしてトラッキングすることができます。このような協調学習は、以前のeラーニングの仕様だけでは不可能なことでした。

チームベースの学習

チームベースの学習は、それぞれの個人と同じように、二人以上の人によって得られた体験のトラッキング結果を考慮に入れます。「チーム3は、特別な操作トレーニングを完了しました。」などの、ステートメントを使用することができます。チーム内でチームの成績や、個人についてのトラッキングおよびレポートが重要であるとき、これは役に立ちます。


※ この記事は、CC BY 3.0のもと、Rustici Software 社の記事を翻訳したものです。
http://scorm.com/project-tin-can-phase-3-collaboration-and-team-based-learning/

NoraUsagiメモ:
「協調学習」 (ylab 山内研究室 Blog)
http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/ylab/2009/11/post_195.html