SCOとアセット

LMS の要求から起動される学習コンテンツは、SCO(えすしーおー、すこ)とアセットに分けることができます。用途に応じて使い分けを行います。

SCOとアセットの違い

SCOとは
Shareable Content Object(共有可能なコンテンツ)の略称で、SCOは、LMSのランタイム環境に対してアクセスできるHTMLファイルを指します。ランタイム環境は、完了状態、合格状態などを設定できるデータモデル(機能)を提供します。SCOは、これらのデータモデルに自由にアクセスでき、JavaScriptを用いて利用することができます。LMSが一度に起動できるSCOは1つのみで、複数一度に起動することはできません。

また、本来 SCO単位で教材を共有し、利用できそうなSCOを再利用して教材開発負担を下げようという原理主義的な規格意図がありますが、動けばいいという意味合いでは、あまり意識されていないようです。

アセットとは
ランタイム環境に対してアクセスを行わないファイル。つまりSCO以外のファイルがすべてアセットです。HTML、画像、動画、XMLファイルなどのコンテンツを構成するファイルがアセットだと言えます。

アセットはSCORM特有の用語ではなく一般的なオーサリング用語として、コンテンツファイルのことをアセットと呼んだりします。