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ILIAS4.2.1 SCORM1.2、2004 HelloWorldコンテンツの起動

前回の続きで、UbuntuにILIASをインストールしましたが、実際にSCORMコンテンツが動くか確認してみましょう。

SCORM HelloWorldコンテンツ

動作内容は2点。

  • 「HelloWorld」の文字列を表示する。
  • SCOが起動したとき得られる、Initializeの戻り値を表示する。

HelloWorldを表示しただけでは、ぱっとみアセットと区別が付かない(面白くない)ため、Initializeの戻り値を取得します、これにより、ランタイム環境に接続できたかどうかが確認できます。

サンプルコンテンツ ダウンロード
SCORM12_HelloWorld.zip
SCORM2004_HelloWorld.zip


SCORMコンテンツを登録する

コンテンツは、「リポジトリ」で管理されます。

リポジトリ画面では、登録されているコンテンツが一覧されますが、まだ何も登録されていないため、空の状態です。「新規アイテムを追加」からコンテンツの登録を行います。

プルダウンが開くと、さまざまな形式のコンテンツを登録することができます、ここでは、「ラーニングモジュール SCORM/AICC」を選択します。

「SCORM/AICCパッケージをインポート」の設定項目の「タイプ」から4種類のコンテンツを登録できますが、ここで利用するのは、SCORM1.2とSCORM2004です。まず、SCORM1.2を選択して「参照」により、ZIP形式で1つにまとめたコンテンツの「インポート」を行います。

なぜかSCORM1.2(Java-RTE)とRTEがJavaアプレットで動作すると書いてありますが、RTEは、JavaScriptで動作します。

コンテンツが認識されると、下図のようになります、とりあえず確認だけですので、そのまま「表示」をクリックすると、コンテンツが起動します。

別ウインドウが起動し、「Hello World」の文字列、そして重要なのがInitializeの値です。trueが表示されれば、SCOとして正しく起動しています。falseや空白の場合は、失敗しています。(例えば、LMSに載せず、ファイルをブラウザにそのまま表示させるとfalseとなります。)

同じような要領で、SCORM2004も試してみましょう。「タイプ」のプルダウンで「SCORM 2004 3rd Edition(JavaScriptRTE)」を選択します。
なぜか3rd Editionと表記されてますが、ILIAS 4.2では4th Edition対応と謳っています。ILIAS 4.2 Features

このようにILIASは、SCORM1.2、2004のコンテンツが動作することが分かりました。

(参考) Moodle2.3 SCORM1.2 SCORM2004 HelloWorldコンテンツの起動
MoodleとILIASでどう違うかみてみてください。