デジタルだけでなく現実世界のアクティビティをトラッキングする

従来のeラーニングの仕様は、コースが完了したときなど、デジタルのアクションをトラッキングします。

誰かがスキル学習をしているだけでなく、それを確認したい場合はどうしたらいいでしょうか、現実世界でそれを行うことができるでしょうか?(eラーニングに限らず) 現実世界において授業への積極性など、イベントを記録したい場合、どうしたらいいでしょうか?Tin Can APIは、デジタルの学習を用いた現実世界のアクティビティを統合するための方法を提供しています。

良い例は、地域のコミュニティセンターでは、CPR(心肺蘇生法)の認定が受けられます。コンピュータ上でトレーニングや、さらに一部は、テストを受けることができます。しかし、CPRは、さまざまなダミーを手にとって行う実技テストがあります。SCORMでは、このような一部 実技が入るテストをトラッキングする方法は提供していませんが、Tin Can APIでは行うことができます。

実際、あなたのクリエイティブ次第で、現実世界のどんなアクティビティでもLRS上で、Tin Can APIを利用して個人をトラッキングして記録することができます。

現実世界のトラッキング可能なアクティビティのそのほかの例:

  • 手入力で、「トランスクリプト・レコーダー」に入力できる情報
    • 誰かが、講義に出席
    • 誰かが、ダイビング機材を使用
    • 誰かが、ギリシャ語で会話
  • 授業出席率
  • 授業への積極性(参加状況)

もっとも簡単な実施は、ユーザーが特定のアクティビティを完了したことを、インストラクターがLRSに通知することです。より複雑な例では、トレーニング装置が(少なくとも、時々)ネットワークに接続され、ユーザがそれらの資格情報を用いてデバイスにログインします。現実世界のアクティビティが行われると、デバイスはLRSに結果をレポートします。

あなたが望むものはどんなものでも、デバイスにすることができるでしょう、CPRのダミー、フォークリフト、超音波機器など。私たちは、あなたがクリエイティブになることを期待している領域です、そして、それは間違いなく革新の領域です。


※ この記事は、CC BY 3.0のもと、Rustici Software 社の記事を翻訳したものです。
http://scorm.com/project-tin-can-phase-3-track-real-world-activities/