SCORM1.2 パッケージングの作成方法

作成したSCORMコンテンツをLMSにインポートするとき、インポート仕様がLMSによって、バラバラだと、せっかく作成しても動作させることができません。SCORMでは、パッケージングについてもルールが決められており、パッケージ交換ファイル Package Interchange File (PIF) という仕様が決められています。

PIFとは

データ交換用に用いられるファイルをPIF(ぴふ)といいます。学習コンテンツは、マニフェストファイルやHTMLファイルなど、複数のファイルから構成されていると思います。これらを、1つのzip形式のファイルにまとめたものがPIFとなります。※ 仕様上では、ZIP形式だけでなく、jar、cab、tarなども認められているようですが、zip以外の形式をサポートしているLMSは見たことがありません。

PIFファイルの作り方

単純にzip形式でまとめるだけですが、注意するところは、解凍したさい必ずimsmanifest.xmlファイルが、解凍したディレクトリ位置に来るようにしてください。そのため、構成ファイルすべてを選択状態にして、zipファイルを作成します。上位のフォルダ(scormコンテンツ)を圧縮してLMSにインポートしても認識されませんので、注意してください。

ファイル名は、何でもいいですが、半角英数のみで指定するのが無難でしょう。

そして、作成したファイルは、LMSにインポートできるようになります。

ちなみに、LMSの中でマニフェストファイルなどが格納されるディレクトリの名称は、zipファイルの名称がそのまま利用されたり、また、自動的に連番が割り当てられるなどLMSによってバラバラです。